論文が掲載されました!
- kojisho29
- 2024年9月18日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年9月18日
篠崎先生(東葛クリニック病院)らの研究論文が日本透析医学会雑誌に掲載されました!おめでとうございます!REPnet-HD studyのデータを用いた研究であり、REPnetから3編目の研究論文となります。REPnetおよび多施設共同研究にご興味ある方は、ホームページの「お問い合わせ」ページよりご連絡ください。
論文の詳細は以下に記載しております。
【ジャーナル】
日本透析医学会雑誌(https://doi.org/10.4009/jsdt.57.285)
【タイトル】
血液透析患者の透析施設への通院手段と身体活動量の関連:REPnet‒HD study
【著者】
篠崎 信人、臼井 直人、小野﨑 彰、阿部 義史、岡村 大介、小島 将、佐藤 陽一、白井 信行、三上 健太、長島 瑞希、山田 洋二、河西 利昌、齊藤 正和
【研究概要】
本研究では、血液透析患者の通院手段と身体活動量との関連を調査しました。その結果、身体機能を含む共変量で調整後も、徒歩群に比べて自家用車群、送迎群は身体活動量低下と関連を示しました。さらに、年代別では、壮年者は自家用車群、前期高齢者は送迎群が、徒歩群と比較して身体活動量低下と関連を示しました。一方で後期高齢者は、通院手段と身体活動量低下の間に関連は認められませんでした。壮年~前期高齢透析患者では、透析施設への通院手段が、身体機能から独立して身体活動量低下の一因であることが示されました。
【著者のコメント】
本研究では、透析施設への通院手段が身体活動量低下に関連していることが示されました。地域特性や心身機能を考慮して、自力通院を指導していくこと、送迎利用基準を厳格に選択していくことで、身体機能低下や日常生活動作障害のリスク低減、透析施設の負担軽減に寄与できる可能性があると考えます。
REPnet事務局:n.usui.ot@juntendo.ac.jp
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